教養学部第4学期における天文学科履修科目は天体物理学演習I、物理数学I及びII、物理実験学、電磁気学I、解析力学、量子力学Iが必修であ り、天文地学概論その他が選択となっている。天文地学概論は天文学、天体物理学全般への入門であるので、天文学科進学生は受講するのが望ましい。
必修科目(14単位) | 選択科目(4単位以上) | ||
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天体物理学演習 I | 2 | 天文地学概論 | 2 |
物理数学 I | 2 | 地球惑星物理学概論 | 2 |
物理数学 II | 2 | 化学熱力学 I | 2 |
物理実験学 | 2 | 量子化学 I | 2 |
電磁気学 I | 2 | 無機化学 I | 2 |
解析力学 | 2 | 情報数学 | 2 |
量子力学 I | 2 | 形式言語理論 | 2 |
学部における講義は、大別して天文学独自のものと物理学及び地球惑星物理学の講義とに分けられる。後者の物理学の講義については、物理学科及び地球惑星物理学科の教員による講義を両学科の学生と共に受講する。
実験として基礎天文学実験を第3学年夏学期に、観測実習として基礎天文学観測を第3学年に集中的に行う。この時、天文学観測の基礎的技術 の実験実習をする。天文学科、天文学教育研究センター、木曾観測所、国立天文台、宇宙科学研究所の最新の研究設備を使う。天文学独自の演習は講義と独立に 天体物理学演習IIと天文学ゼミナールがある。第4学年夏及び冬学期には天文学課題研究I及びIIとして、指導教員とテーマを選んで研究を行う。
学期 | 理学部の専門科目(58.5単位以上) | |||
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第3学年または第4学年 | 研究倫理 (必修科目) | 0.5 | ||
学期 | 選択必修科目(36単位以上) | 選択科目(14単位以上) | ||
第3学年夏学期 | 位置天文学・天体力学 | 2 | 電磁気学 II | 2 |
銀河天文学 | 2 | 量子力学 II | 2 | |
計算天文学 I | 2 | 統計力学 I | 2 | |
天体観測学 | 2 | 物理学演習 III | 1 | |
天体物理学演習 II | 2 | 物理学演習 IV | 1 | |
基礎天文学実験 | 2 | 現代実験物理学 I | 2 | |
流体力学 | 2 | |||
第3学年冬学期 | 太陽恒星物理学 | 2 | 電磁気学 III | 2 |
計算天文学 II | 2 | 量子力学 III | 2 | |
天体輻射論 I | 2 | 統計力学 II | 2 | |
天文学ゼミナール | 2 | 物理学演習 V | 1 | |
物理学演習 VI | 1 | |||
現代実験物理学 II | 2 | |||
生物物理学 | 2 | |||
物理数学 III | 2 | |||
第3学年集中 | 基礎天文学観測 | 4 | ||
第4学年夏学期 | 星間物理学 I | 2 | 量子光学 | 2 |
星間物理学 II | 2 | 一般相対論 | 2 | |
恒星進化論 | 2 | 宇宙物理学 | 2 | |
天体輻射論 II | 2 | プラズマ物理学 | 2 | |
サブアトミック物理学 | 2 | |||
第4学年冬学期 | 宇宙論 | 2 | 化学物理学 | 2 |
系外惑星 | 2 | 素粒子物理学 | 2 | |
原子核物理学 | 2 | |||
重力波物理学 | 2 | |||
第4学年集中 | 天文学課題研究 I | 3 | ||
天文学課題研究 II | 3 | |||
第3・4学年夏学期 | 宇宙空間物理学 I | 2 | ||
応用数学 XC | 2 | |||
第3・4学年冬学期 | 解析学 XC | 2 | ||
宇宙惑星物質進化学 | 2 | |||
第3学年または第4学年 | 光学 | 2 |
平成29年度 理学部便覧より