理論天体物理学
恒星振動理論、星震学
恒星のなかには周期的に変形しながら明るさを変化させるものがあり、脈動変光星と呼ばれる。これらの星は、普通の(明るさの変わらない)星以上に多くの情報を提供してくれるので、その現象の理解を通じて、恒星の内部構造の描像や進化のシナリオを詳細に検証することができる。さらに個々の脈動変光星の性質を積み上げていくと、星の集団としての性質がわかり、ひいては銀河系の化学的、力学的構造の解明につながる。研究内容は、脈動変光星という現象を理論的に理解すること(物理的機構の理解、数理構造の解明)および観測された脈動の性質を用いて、星の内部構造を調べる研究(星震学)である。
恒星振動、星震学
http://seismology.astron.s.u-tokyo.ac.jp/